めったに出かけられなくなったけど
それでも行かなくちゃならないこともある。
そんなときいつも一緒に
着いてきてくれてありがとう。
ペースもゆっくりで
車やバイクがすり抜けていったり
自転車や歩行者にさえ
ぶつかられそうになる。
それを毎回察知して
よけたり止まったり
ときには別の道に避難したりして
いつも守ってくれてありがとう。
エレベーターに乗るときも
店に入るときも
スペースを確保したり
誘導してくれてありがとう。
一緒に出かけて帰ってくると
どちらもくたくたになるけど
そんなことを微塵も見せずに
介護を続けてくれてありがとう。
豊田久乃